リーガル・ハイ

すごすぎて見終わった後にしばらくぼーっとした。圧倒された。ただただ茫然。
最後の堺雅人の長台詞は、迫力、熱量、そして台詞のキレと緩急。どれを取っても素晴らしかった。堺雅人は1話からこれでもかというぐらいその実力を見せつけていたけど、まだまだこんなもんじゃないぜって叫ばれてたような気すらした。10ページにも及ぶ台詞だったらしいですね。
 
そして脚本も素晴らしかった。@shibacciさんの情報では日経エンタで古沢さんが、「『震災以降に多くの作品が「癒やし」や「絆」ばかりをテーマにすることに違和感』『不都合な事実や、見ないふりをしてきた現実を直視すべきときが来た』」と言っていたようで。
あのシーンはすっごくよかったなー。絆や誠意っていう目に見えないけど耳触りの良いもので安心してしまって、オイオイそれ根本的な解決になってないだろなんて反論しようもんなら「目上の人を敬うって事がないの?」「私たちは君の倍は生きてるんだ!」とか論点すり替わった説教はじまっちゃう。これ超あるあるですよね。あの台詞にマジでイラっとした。きっと自分が村人側みたいなこと言っちゃってるときもあるんだろうけどさー。
富増村(←「合い言葉は勇気」)も古美門先生に頼んでおけばよかったねw
 
個人的にはこの回はテレビ史に残る神回だったと思う。来週はもっとそれを超えてくるに違いない!
古沢さんという素晴らしい脚本家と堺雅人と言う素晴らしい俳優に加え、朝ドラガッキーのかわいらしさがまた華を添えてるし、そして里見浩太朗さんが締めてくれてて、ほんとにバランスがお見事すぎます。このドラマこそ視聴率40%あってもいい。このままいったら来週どうなっちゃうの!わくわくしながら待つことにします。。