血液型当て

約束の時間に遅刻した友人を待ってショッピングセンターのベンチ座ってたら、女性2人組がやってきた。
 
「こんにちは〜今、血液型を当てる練習してるんですが、当てさせてもらえませんかー?」
 
これは手相の勉強してる例のやつかと思ったが、ベンチに座ってるから逃げられないし、まあ当てられるか興味あったので「いいですよ」と言ってみた。
 
呪文のようなものを唱えながら神に話しかける女性2人組。
 
女1「見えました!A型ではありませんか?」
女2「私はO型に見えます」
 
おいそこまず統一しないと1人絶対外れんだろ。
しかも私はAB型である。4分の2の確率で外すかね。
 
なみ「AB型です」
女1・2「……」
なみ「……」
気まずそうな2人。
女1「そうですか、ありがとうございました」
 
これで終わったと思って携帯に目を移したところ、
女2「ところで、最近疲れやすいとか、肩が凝るとか、元気がないとか、そういうことありませんか?」
そういうのって大抵の人が当てはまると思うけど。というかこういうのって当たったはずみで話しないといけないのでないでしょうか。血液型も当てられない人にどうにかできるとは思えない。
特にそういう症状ないっすと言ったら驚いた顔して「あなたに幸せがありますように」って呪文唱えられたのち、どこかへ行っちゃいました・・