大奥

もう見たの半月以上前ですが一応。…いまいち物足りなさを感じた映画でした。
この映画で水野(ニノ)って結構カッコイイキャラクターな感じで描かれてるんですが、かっこいいこと言った後ドアップになったりすることが多くて「ドヤ顔」になってるのがちょっと嫌でしたwニノの演技は好きだけど決してイケメンじゃないと思うので、キメ顔されてもどうしていいか…ニノファンからお叱り受けるかもしれないすけど。なんだか展開が急すぎたり、結末はなんかちょっと予想できた感じだし、吉宗(柴崎コウ)のキャラは凛々しくてカッコイイ折角いいキャラなのにちょっと描き足りなかった感じ。
ただ、それぞれ色んなことを抱えてこの大奥にやってきて、それぞれの生き方があって、一人ひとりの人生を考えていくと色々切なくて、特に鶴岡の生き様なんかは哀しかった。ああこの人はこれだけに縋って生きて来たんだなあ。と。


あと、これ結構散々「佐々木蔵之介玉木宏のラブシーン!」「ニノと中村蒼くんのキスシーン!」とか煽った割にしょぼいというか…そういうのが好きな人には物足りないし、別にーな人からすればいらないし、中途半端。言っておくが腐女子はそういう展開があればなんでも喜ぶわけではない。美しく撮れ!特に佐々木蔵之介玉木宏のシーンは絶妙に誰も喜ばない感じに仕上がってた感。おーくらが玉木宏にこてんてするとこは可愛かったけど。
あとはエンディング曲が嵐…あれはねーだろいくらなんでも。歌が合う合わないとかいう問題じゃなくて。


映画には主役のニノを始めとして佐々木蔵之介玉木宏、おーくら、中村蒼くん等々いろんなイケメンが出てますが、一番素敵!!!ってなったのは、その誰でもなく阿部サダヲでした。いつものはっちゃけた感じでもなく、抑えた良い演技をしていてかっこよかった。荒瀬もそうだけど、あの抜くような喋り方イイ!