Mother

評判良かったようなので、ちょっと遅れて見ました。
小学校の先生だった奈緒(松雪)が、虐待を受けていた自分のクラスの生徒怜南を誘拐して逃避行する話なんですが、子供嫌いな奈緒が怜南を連れて逃げるまでの気持ちの揺れをちゃんと描いていたので矛盾や唐突感も感じなかったし、演出や小道具の使い方がうまいし、何より台詞がいいです。
怜南がポストを背を伸ばして一生懸命覗いているシーンがあるんだけど、それが何なのかと思ってもその場ではわからなくて、後半で「赤ちゃんポストに入りたい」「104センチだけど入るかな?」っていう言葉を呟くところがあって、だからあそこで覗いてたのか!!ってすごくせつなくなる。そこでわざわざ回想シーンを入れない感じも好き。
松雪さんはやっぱり上手いので、「私、あなたを誘拐しようと思う」「あなたはずっと嘘をつき続けられる?」そして「怜南」と名前で呼ぶ台詞に泣いちゃったんですが、この子役もうますぎてびっくり。
怪しい記者がいたり、奈緒の家庭環境なども絡みそうで、これからきっと苦難の連続だなあと思う1話でした。重い話だけど、これは最後まで見ようと思います。