オモバカ

最近深夜枠が脅威です。面白い番組が多すぎる。
この番組の解説は公式サイトより引用。

笑いの歴史は、「芸人」の歴史でもある。何十年もの時を経て、音楽、小道具、メイクなどあらゆるアイテムを使って「笑い」を進化させてきた「芸人」達が、今、その全てを脱ぎ去り身体ひとつで勝負する。
八角形のリングの上では、小道具の類は一切使用不可!
しかし、それ以外は何でもあり!
体一つで行われる真剣勝負の笑かし合いは、漫才でもなく、コントでもない、まさに「お笑いバーリトゥード」!
芸歴、スタイル、一切不問。ただただ面白いことだけを戦わせる、究極のお笑い格闘技、それが「オモバカ」!

S-1で、笑いの総合格闘技と謳ってましたけど、こっちのがどちらかというとそれに近い雰囲気。セットもオクタゴンという「金的」「目潰し」以外なんでもありのアメリカの総合格闘技UFCと同じようなセットなのだそうで、よく考えられてます。出演者は、ネプチューン堀内、バナナマン日村、中川家礼二、はんにゃ金田、ロバート秋山FUJIWARA原西、次長課長河本、野性爆弾川島という8人。そして番組コミッショナー兼レフェリーは今田耕司
そして実況に佐野瑞樹アナ(あれ?なんで日本に?)そして眞鍋かをり(!)と勝俣州和今田耕司は企画にも携わってるっぽいですね。自ら声をかけて8人のメンバーを誘ったそうです。「ゴールデン行きたいんで(今回を大事にしろ)」と言ってました。やっぱり今田耕司こういうことやらせるとうまい。原西にセコンドのフジモンが「You have a watch!」とか適当に言ったら「出して、時計出して!」と詰め寄り、「You are junior high school student!」と言ったら「中学生!?身分証出して!」と詰め寄って原西がパンツの中を今ちゃんに見せて納得するという流れがあったり、試合の最中煎餅を食う中川家剛(弟子の西村君という設定)に「西村君!何か食うたやろ!何で煎餅食べんねん!」と言うものの、頑なに認めない西村くんに「…食べてへんねやったら、ええけど」と折れたりw流石ジャッジ公平です。


対戦カードは、

1回戦
第1試合 原西VS日村
第2試合 礼二VS秋山
第3試合 金田VS堀内
第4試合 河本VS川島


準決勝
第1試合 日村VS河本
第2試合 堀内VS礼二


決  勝 堀内VS日村

こんな感じでした。
一番の見ものは礼二とホリケンの対決。これはすごかったです。どっちも攻める攻める攻める!手数が多い!そして守りも強い!ホリケンは今回、本人も言ってたように過去のギャグを掘り起こしてきたり(フローレンスより前のピンネタ「レジで失神する主婦」までやった)、初めて見るギャグも結構持ってきました。そして「洋式、和式、劇団四季!」とジャンプしたら、その足がレフェリーの顔を直撃するという奇跡をおこしてくれました。この時の今ちゃんの倒れ方もまあ見事でした。綺麗に弧を描いててwちなみにホリケンは今回両腕に「原田泰造」「名倉潤」と書いてあった!
最後はホリケンが携帯電話を使ったネタで日村をKOさせ、優勝となったのですが、感想を聞かれた日村が一言。

「これ言っちゃいけないのかどっちかわからないけど、言っちゃっていいですか?ど、どうすればいいですか?ダメだったらカットしていただいていいんですけど…


小道具使っちゃいけないんじゃないんですか?

ちょwwww
みんなが「あ!!!!」という雰囲気になり、レフェリーからも「小道具使っちゃダメじゃん!!」と言われ反則負けで日村が優勝しました。1回目からルールを無視するホリケンすげえ!
河本とか礼二とかはこういうの強いですねー(ところで太って髪切った河本はエハラにそっくりだ)金田も1人だけ芸歴浅いながら頑張っていたし、どれもいい試合でした。どの表情で「笑った」と見なすのかは難しいし、ジャッジも難しい面はありましたが、常々言ってるようにこういう余計なものを使わずに笑いを取るということはカッコイイと思う。そして今田耕司のレフェリー最強。ここ数年、今田耕司にやたら色気を感じるのは私だけでしょうか。
しかしながらIPPONグランプリでもこのオモバカでも、「不惑のピーターパン」最年長ホリケンが衰え知らずです。もうレギュラーいくつも持ってて安定してる芸人さんなのにこういう番組に出てきて、お笑いに貪欲なところが大好きだ。これからもずっとそのままで居て欲しいです。これ第二弾希望ー!!!!