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レイトショーで、しかも割引サービス期間中だったので1000円で見れました。
感想は、1000円にしては結構良かったよね、っていう。若干ネタバレあり。


最初、しばらく結城(玉木)を追いかけて沢木(石橋凌)が車大暴走させて追いかけるシーンがあるんだけど、すげー長い。10分?もっと?わかんないけどすごく長く感じた。あれ?この映画アクション映画だったの?みたいなカーチェイスとかあって、しかもなんだかよくわからないうちにその追走劇が始まるもんだから、すごく置いていかれた感。どうでもいいが、石橋凌はよく走ってました。服びっちょりの汗もマジなんじゃないかと思うくらい。あれ大変そうだったなー。
ようやく賀来(山田)が出てきたあたりで、本筋っぽくてなんかほっとするというか。


映画自体はいろんなとこ多分省いてるんだろうなあと思うような展開でちょっと物足りなさはあるし、突っ込みどころ目一杯(賀来不死身かよ!とか、結城変なノースリーブに着替えてくるなよ!とか、その仕組みどうなってんだよ!とか随分簡単に侵入できちゃうんだな!とかその他諸々)ではあったけど、時間的に2時間くらい経っても終結しそうにないので大丈夫か?となるくらい、最後の最後まで結構展開が怒涛でまあなかなか面白かったと思う。


裏設定になってしまった2人の関係は、直接的にはNG食らったみたいだけど、間接的な表現で十分わかるようになっていたのはなかなかお見事。結城を介抱するシーンの手つきだとか、賀来が船から落ちたときの結城のうろたえぶりだとか。というかその設定がないと随所でなんでそこまで相手に固執するのかよくわからなくなってくるし。あと玉木宏ハマリ役だね。玉木は鹿男とかウサタンみたいなヘタレなのもまあ好きなんだけど、ドSっぽいキャラやらすといい。足長いから蹴り飛ばすシーンなんかが美しい!あと声が、ヘタレなときとそうじゃない時で結構変わるのよね。


もうすぐ終わっちゃうみたいなので、行く方はお早めに。