木製の王子/麻耶雄嵩

木製の王子 (講談社文庫)

木製の王子 (講談社文庫)

あらすじに「烏有は惨劇を見た」って書いてあるし、「翼ある闇」の後って設定だし、烏有が謎を解き明かしてくれると思ってたよ。最後までほとんど出てこなくてびっくりだよ!安城も最後の最後でどうなるんだろうと思ったら、モノローグだけで終わったのがびっくりだよ!ねえ麻耶さん、全部これ計算なの?計算されつくされてるの?それともあまり深く考えてないの!?わかんねえ!
うーんと、話としては少しややこしいのだけど理解できると面白いです。途中途中に入ってくる謎の人々が最後の最後で誰だかわかって、それでもう1回読み直すと「ああ!」っていう感じで。
そして烏有がずるずると深みにハマってるのが気になって仕方がない…。