うさぎドロップ

今回はちょっと辛口なので、あらかじめ謝ります。偉そうですいません。
 
で、見た第一印象。
 
失礼ながら。
 
笑わせるパートが完全にスベってる。
 
特にあのダンスシーン。

監督談
「プロデューサーから「面白いシーンを入れて欲しい」という要望があったので、原作にはないダンスシーンを入れてみました」
https://yorimo.yomiuri.co.jp/csa/Yrm0402_C/1221786334974

正直あれを面白いと思ってやってるのならば致命的。松ケンはコメディもできる人なのに、テンポが悪くて面白さを狙ったところも笑えなくなってる。
 
展開も、何もかもが唐突な感じでした。途中に出てきた高畑淳子が怒鳴ったのもぽかーんとしたし、愛菜ちゃんの涙シーンを入れたかったのかもしれないが、お墓の前で2人が泣き出すシーンなどもいきなりすぎて全然感情移入できない。多分そこを盛り上がりの頂点にさせたかったんだと思うけど盛り上がってない。
最初の方はシーンを行ったり来たりさせてたが、ごちゃごちゃしていてその演出も好きじゃなかった。とにかく見終わった後に心に残ったものがなにもない映画でした。この監督はお名前よく見かけるし、芸能人にもファンの多い方ですよね。きっとこういうほのぼのした映画には向いて無い方なんじゃないでしょうか?
 
ただやっぱり愛菜ちゃんは可愛くて、特に松ケンにだっこされて全力疾走してるときに身体ががくがく揺れてるのが面白いみたいで「うううう〜〜」と笑っちゃってるのがすごいほほえましい。2人のキャストの力だけでなんとかもったかなーって印象です。 
 
この文章に結構すべてが集約されていた気がしました。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0819&f=entertainment_0819_035.shtml