M−1グランプリ2009

事前コメント。
http://d.hatena.ne.jp/nyam73/20091207#p1
当たらずしも遠からず的な感じになりました。


さて、かつてトータルテンボス大村は決勝に残ったとき、「敗者復活で上がってきたら嫌なコンビは誰ですか」と質問されこう答えました。
サンドウィッチマンか、パンクブーブー
そしてその年、サンドウィッチマンが優勝します。遅れて今回パンブーも優勝。すごいですね。ちなみにサンドが敗者から勝ち上がった瞬間、大井競馬場で他の芸人が盛り上がっている中、1人だけ拍手もせず苦い顔をしていた男が、オリラジのあっちゃんだそうです。あっちゃんはどうしてもトータルに優勝して欲しかったから。そしてその隣で慎吾がすげー盛り上がっていたというw
おっと話はそれましたが、パンブーさんおめでとうございました。こうやって苦労した人たちが優勝できるとなんだか嬉しいですね。パンブーは前から知ってたけど、ファンてほどでは無かったので何前から知ってる感じにしてんの?と言われるかもしれませんが。


しかしながら全て笑い飯に持っていかれ、ちょっと可哀想ではあります。もちろん決勝のネタは満場一致でパンブーなのは、誰も文句なしでしょう。面白かったです。緩急のつけ方が巧いと思いました。
ただ笑い飯鳥人のネタがすごすぎた。「奈良県立歴史民族博物館」でピークを迎え、あれを超えるネタはもうできないのではと思っていましたが、それを超えてきたのはすごいことです。鳥人って。
で、問題のチンポジですけど。これどっかで見たことあるなー過去にどっかで見たのかなーと思ったらおぎやはぎも同じようなネタやってるんですよねwただチンポジというキャッチーな言葉はなかったし、そういう意味で笑い飯の言葉を作り出す能力は凄いです。つーかそんなにポジション気になんのかどうなのか女にはわかりませんけど。
普通1本目が面白いとそのままの流れで若干失速しても優勝する傾向にあると思うのです。サンドウィッチマンしかり、フットボールアワーしかり。しかしあんだけすごい1本目をやっても優勝できない笑い飯って逆にすごいと思う。これは皮肉でもなんでもなく。2本目のネタは「笑い飯は優勝を自ら手放した」と思えるんだけど、本人的には「優勝したかった」「優勝しなかったら意味ない」「イチかバチかでやった」とか言っていて、語り口がとてもマジっぽいのでマジと仮定するが、傾向と対策を真面目に考えれば他にもっと優勝できるネタはあるだろう。だけど自分達が一番やりたいネタをやって優勝することを目指しているのかもしれない。そう考えると笑い飯がスゲエ人たちに見えてきた。
ついでに言うと楽屋の「$10浜本さーん」っていう全国区でわかる人少ないだろっていうコメントは24時間テレビでマラソン走り終えた後に「小木さーん」と言い放った田中を彷彿とさせました。心から笑わせてもらいました。



ネタで言いますと、応援していたナイツはちょっと残念でした。でもトップバッターで緊張してたのもあるのかな。去年に比べて勢いとか畳み掛ける感じとかが少し足りなかった気がします。
南キャンは、出てきたときにあのポーズとか見てああ、返り咲いたなあ、となんだかじーんとしてしまったw山ちゃんのツッコミの言葉のセンスは相変わらず素晴らしいと思います。確かにドタバタしてしまったし、ザ・漫才という漫才ではなかったけど、もっと点数は上でも良かったんじゃないかなと思いました。
ノンスタに関しては、十分決勝で通用する漫才だったし、2連覇なるかという話題性もあり、このコンビを落とす意味がよくわからなかったです。ノンスタは最初から決勝に上げておいて、もっと他のコンビにチャンスをあげて欲しかったようにも思います。


ところで知事のコメントがなんか素人のおじいちゃんみたいでした。途中からフラなくなった今田はさすがです。松ちゃんのコメントは毎回必ず1つ笑いを取っているのがすごいです。点数もブレないし。また今年も松ちゃんをカンニングする紳助さんがうつりこんでいました。


とにもかくにもパンクブーブーおめでとうございました。明日から人生変わるんだろうな。