うに煎餅

戸田恵梨香ちゃんと平岡祐太くんの映画「うに煎餅」を見に行きました。神奈川では川崎でしかやってなくて、しかも昨日が最終日。レイトショーで行って来たんですが…


上映開始5分前に行ったのに、


客が私しかいねええええええ


川崎のラゾーナの中の109シネマズです。結構でかいとこです。こんなだだっぴろいところに一人。(しかも指定席
だんだん「私がもしかしていなかったら、誰もいないし上映しなくていっかーってなってたかもしれないのに…すいませんすいませんすいませ(ry」と卑屈な気分になる。
時間直前。誰かが入ってきた。ほっとしたが、映画館の人だった。私に近づいてくる。


「これ、先ほどお渡しするのを忘れてしまいました」


うに煎餅くれた。


まああれだよね。客一人だし、渡し忘れた人が誰だったかすぐわかるよね。んで、いよいよ上映開始。やっぱり私だけだ。…と思ったら開始5分で一人入ってきてなんかちょっと安心。


とまあ、いろいろあったわけですが、映画自体は面白かったです。
トダエリ(って私ずっと呼んでますが、そんな呼び方してるのは私だけのようです)は可愛いし(服がまたこれ可愛いのだ)、でも平岡くんもアホで可愛かった。
二人が付き合ったきっかけは「大学の同級生だった」のですが、「一年後には後輩になってた」ってのが面白い。金がなくて彼女とは1円単位まで割り勘、彼女のカクテルのチェリーを勝手に食べては種をぶーぶー撒き散らしたり、ダメ彼氏全開です。公園のバネ付いた乗り物にのって左右に揺れてるのも可愛いです。
んで、そこに現れるのが、金持ってる社会人の黄川田将也なんですが、中居くんかと思うほど延々前髪を気にしてるのがウケます。
時間は45分と短いんだけど、可愛らしい映画でした。最後はちょっとほんわかする。


いいなと思ったのは途中平岡くんが「東京にいると、雪道の歩き方を忘れる」っていう台詞があるんですが、彼が東北出身だという説明は一切出てきません。でも、その台詞だけで雪国(東北)出身だと言う事がわかるし、無駄に親切なドラマとか映画が多い中で、台詞ひとつで彼の背景がわかるっていうのがなんかいいなあと思いました。ピンポイント過ぎですね。


もう終わっちゃったし、地上派放送するかは微妙ですが、WOWOWとかで見かけた際には見てやってくださいよ。