神様ゲーム/麻耶雄嵩

神様ゲーム (ミステリーランド)

小学4年生の芳雄の住む神降市で、連続して残酷で意味ありげな猫殺害事件が発生。芳雄は同級生と結成した探偵団で犯人捜しをはじめることにした。そんな時、転校してきたばかりのクラスメイト鈴木君に、「ぼくは神様なんだ。猫殺しの犯人も知っているよ。」と明かされる。大嘘つき？それとも何かのゲーム？数日後、芳雄たちは探偵団の本部として使っていた古い屋敷で死体を発見する。猫殺し犯がついに殺人を？芳雄は「神様」に真実を教えてほしいと頼むのだが……。

ネタバレアリ。

ミステリーランド（ちょっと子供向け）とかいいながら、子供が読んだらトラウマになりそうな話だった。特にミチルちゃんへの天誅なんかちょっとマジ怖いんですけど。イラストが尚怖い。ただ、基本的に物語は割と普通に進むのでまあこんなもんかな、と思ったらラストで麻耶パワー炸裂。
何、その終わり方。なんでそこで母さんが死ぬの？麻耶って人は話の辻褄よりとりあえずびっくりさせとけって思ってるんじゃなかろうかと時々疑いたくなる。
結局オチは自分で考えろって感じで、結局鈴木くん＝神様だと信じるかどうかっていうところがメインテーマなんだよな。お母さんが小さくて井戸の蓋に隠れてたというオチだったとして伏線はほどんどないわけだけど…まあこの人の場合一切伏線なくて解説なくても犯人だったりするのが有り得そうだからなんとも言えない。
でも、だとしたら痕跡残ってないのも変だと思うけどな…。

結局は何を書いても麻耶雄嵩は麻耶雄嵩だったということです。ラブ麻耶。