ちーちゃんは悠久の向こう／日日日

ちーちゃんは悠久の向こう (新風舎文庫)

「私の優しくない先輩」はどうにも展開が読めすぎてイマイチでしたが、これは冒頭から話がどう転がるのか読めず、最後までわくわくしながら読めました。
なんだか感想見ると不評なようですが、私はかなり好きな部類に入る話でした。
重い場面も重くなり過ぎず、淡々と進む語り口が心地いい感じで。
ちーちゃんが好きだけどちーちゃんは友達だし壊れちゃったから第二のちーちゃんを求めたっていう、一見矛盾してるようにも見えるモンちゃんの気持ちがかなり痛かった。
ただしその分結末だけ尻きれトンボでかなり残念。