暗黒童話/乙一

暗黒童話 (集英社文庫)

暗黒童話 (集英社文庫)

ええと。初乙一です。前々から評判を聞いてたので読んでみました。まあ本人もあとがきで言ってたけど、ほんわかの中に闇がある的な、そういう小説だと思ってたので、結構衝撃くらいました。エグイヨー。キモチワルイヨー。
三木の特殊能力は別として、いろいろ「んなアホな」ってツッコミたいとこはあるんだけど、(お母さんや友達の態度とか。というかオープニングの眼球ぽろりん自体が)しかしこれはそういうといちいち気にしてちゃいけませんね。
ところどころ、すごくぐっとくるシーンがあって、特に印象強いのは過去の自分とのギャップのとこ。特に特にピアノのところ。そっから元に戻って行く時の感じとか。
とかそういうとこは切ないんだけど、ストーリーとしてはちょっと淡々としすぎてて、退屈な印象を持ってしまいました。まあ犯人は意外だったけど。でもまた他のも読んでみたいと思います。
それと、あとがきが面白かったです。むしろ、小説よりあとがきの方が好きでした。ごめんなさい。