桐島、部活やめるってよ

見に行った人が皆「面白かった」というので、終わりかけでしたが行ってきました。
以下ネタバレ含む。
 
 
 
ストーリーの内容全然わからない状態で行って、てっきり私桐島=神木くんだと思っていたので、冒頭からあれ?桐島ってどれ?出てこなくね?となり、何度もループする金曜日に最初は戸惑い、2、3ループ見続けてようやくその意味が分かってきました。私も演劇部で追いやられてた文化部だし非リア充なので(舞台のあるチャペルの場所取りで吹奏楽部とよく揉めてた)映画部のあの感じがわかるわかるー!って共感したり、共感しすぎてちょっと凹んだりでした。
あのサッカーのときに全然選ばれない感じとか、オフサイドに出たボールを拾いに行く前田(=神木くん)のイケてない動きとか、偶然映画館で一緒になった女の子との会話とか、その子のこと気になっちゃったのにすぐ男の子とイチャついてる現場を目撃しちゃうとか、ドラフト終わるまで引退しない先輩とか、もうなんという悲哀!
それから、所謂リア充の子たちにもいろいろあるんだなあ。。と、そっち側にスポットを当てたのも面白かった。特にあの絶妙の4人の女子の人間関係ね。微妙なモヤモヤがあっても、友達だから一応合わせるんだけど、でもその友達と別れたあとにに「ああ言ったけどほんとうはそんなこと思ってないから」「あの人たちに言ってもわかんないでしょ」みたいなのとか。なんかちょっとむかつくこと言われた沙奈が、「は?」ってケンカ売るような言い方がいかにも女子っぽいなああって非常に印象に残った。
 
リアルに考えると高校生だったら家電もあるだろうし、親もいるし、実家もわかるだろうし、桐島とまったく連絡付かなくなるってのはちょっと考えづらいし、結局なんで桐島部活やめちゃうの?ってのはいまいちわからないまま。結末も大団円でもなんでもなくふわっと終わる。最後も宏樹が泣いてるのとかについてもそれっぽい説明はなく、所謂有吉先生の嫌いな「この先は皆さんのご想像にお任せします」的で、一緒に行った友達はちょと消化不良だったらしい。確かにもうちょっと知りたい、観たいってぐらいで終わる映画だったが、なんか終わり方としては嫌いじゃない。
 
キャストは、やっぱり神木きゅんがとにかく可愛くてぇー!最後に宏樹が前田にカメラ向けられて「かっこいい」って言われて泣き出すのを見て、宏樹は本当は前田のことが好きでそれを隠す為に沙奈と体裁上付き合ってるんじゃと腐女子邪推してしまうほどの可愛らしさw身長差も絶妙でねえw
あと初めて見たけど清水くるみちゃんがかわいいなあ。リスみたいでキュート。ぜひこれから注目したい子だ。
今回の女子では橋本愛大後寿々花に注目して見に行ったんだけど、橋本愛はあの元楠田枝里子みたいな髪型どにかならんかなと思うのと、まだ喋り方がボソボソしてて気になるな。ちょっと思い切りが足りない感じ。大後寿々花は、やっぱり上手だ。でも顎が気になる。もっと堅いもんとか、とにかくよく噛んだ方がいい。まだ間に合う。