今田耕司への挑戦状

ゲスト:オードリー、水谷千重子ドランクドラゴン堀内健劇団ひとり

とんでもないゲストだああ!!ぴあから案内のメール来た時に驚いて部屋の中うろうろしちゃった。なんとか抽選で取れたので行くことに。プレミア会員に感謝…。
ライブは5組のゲストがそれぞれ今田さんと15分間即興コントをやるというライブでした。設定と配役はゲスト側の持ち込み。今田さんとは事前打ち合わせなく、当日はなんと挨拶も無しで舞台で初めて会うことになるらしい。

 
1回戦はオードリー。
設定は、ネットで銀行強盗仲間を募集してその待ち合わせ。
配役は若林が募集主。春日と今ちゃんが応募してきた仲間。
これは設定が素晴らしいなあ。若林が考えたんだろうけど、どう転んでも面白くなるでしょう。
そこは「車の免許持ってない」という流れなのに、「持ってますよ」「18のとき取りましたからね」と言っちゃう春日wその展開に若林が頭を抱えながら「でもオートマですよね!!」と修正しようとするのに「マニュアル持ってます」とか言っちゃう春日wいいと思う!予定調和を壊すのも即興コントの醍醐味ですw
結局銀行強盗するところまで行かず、着てきた服がどうこうと言ってるところで時間終了。オチまで行きませんでした。個人的には一番好きなコントでした。一番わくわくした設定だったっていうのもあって。
 
2回戦は水谷千重子
設定は楽屋で、配役は水谷千重子役に水谷千重子今田耕司役に今田耕司というそのままの役。
これはもう水谷千重子にただただ振り回される今田さんという感じだったけど、水谷千重子のあの絶妙な外し方はお見事だなー。千重子さんが完成され過ぎててスッゲーって思いました。これはこれで面白かったんだけど、唯一の女性だったので友近としかできないようなものや色恋的なコントも見たかったぜと思ったり。
コントとコントの間の転換はサバンナ高橋がゲストにインタビューするんだけど、他のゲストと違って水谷千重子とのトークすることになるため高橋もコントに巻き込まれるはめに。千恵子さんはノンスタ石田ちゃんと仲良しらしい。
 
3回戦はドランクドラゴン
設定は面接。今田さんが面接官で鈴木が面接を受ける子供、塚っちゃんがその母親。
ドランクの2人は面接=何かのオーディションのつもりだったのに、今田さんは面接=学校の試験と捉えたみたいで最初2人の会話が噛みあわなくて鈴木が何度も聞き返してた。
面接でどんどん鈴木を追い詰め、追い込まれて「ハワイから来た」「好きな科目は道徳」などむちゃくちゃな返しをする鈴木と、懸命にそれをフォローする塚っちゃん。
一番面白かったのは、コントが終わって高橋にインタビューされたときに「なんであんなこと言っちゃったんだろー、ごめんな塚っちゃん」と素で謝るスズタクでしたw
 
4回戦はホリケン。
設定は写真集の撮影だったかな?ホリケンがカメラマンで、今田さんがモデル。
2・3回戦とどちらかというと相手の面白さを引き出そうとする側に回っていた今田さん。今回はホリケンが言うムチャクチャなことに全部乗っからされていて、私こっちの今田さんがよりすきだわー!って思った。
ホリケンが演じたのは橘(立花?)というカメラマンなんだけど、彼の代表作は日暮里ゆうじ写真集で「彼は頑張ってるよね〜。免許更新に行くといつも出てて」て!あの油断して事故するビデオとかに出てる人wwそこがじわじわとハマってしまいました。
でもなんかホリケンは多分色々シミュレーションしてきたんだろうなあって思うところが何個かあって(コントの中に「アナザースカイ」を盛り込むあたりなど)やっぱり努力の人だなってしみじみと。オチもちゃんと考えてきてて、あとちょっとしかないとわかると無理やり布団に押し倒し「カメラマンは嘘!今ちゃん食べたかっただけなの!」と強引に落とすパワープレイw
 
そして最後の5回戦は劇団ひとり
設定も役柄も未定。5分で自分の好きな服を着てスタート。
私劇団さんが一番卒なく上手くやってオチも綺麗につけそうだなってイメージがあったのに、テンパる姿が見れてちょっと意外でした。今田さんがチャイナ服にハゲヅラなんてかぶってきたからだと思うけどw途中からはチューレン登場。困ったときのウォンチューレンw
あとでのインタビューによると「最後だから未定ぐらいの方がいいなあと思って」「相手に合わせようと思ってた」と言っていて、割とひとりさんは予定調和にならない壊し屋なところがいいなあと思ってたんだけど相手の意図をちゃんと汲んでからでないと壊せないことがわかりました。そりゃそうか。
 
 
という約2時間でしたが今田さんが出ずっぱりで本当にお疲れ様でした。相手の反応をうまく受けて、ノって、フッて、ここら辺が今田さんの今の活躍の所以なのだろうなあ、と。面白かったし、ゲストたちが探ったり困ったり汗かきながらコントやってる姿がレアで良かった。
水谷千重子さんとカメラマン橘のコントが見てみたい」という希望もあったし、ぜひこれぜひ定期的に見たいよー。そして毎回こういうライブ見終わった後に思う…エチュードを誰かと延々やりたい。