少年たちのおだやかな日々/多島斗志之

少年たちのおだやかな日々 (双葉文庫)

少年たちのおだやかな日々 (双葉文庫)

「面白い」ってことだけを聞いて内容を知らずに読んだ。しかもわたしハードカバーの方読んだのですが、ハードカバーの装丁はもっと可愛かったんだ。タイトルのイメージからは北村薫的な平和で穏やかなお話なのかしらなんて思ってたんだけど、友達の母の不倫現場を目撃し執拗に口止め工作を頼まれる話だとか、ノリで書いた罰ゲームをやらなきゃいけなくなった話とか、どれもおだやかどころか爽やかでもなければおぞましい話だったよw
短編集なのだけど、どれも後味わるいっつーかうすら怖いっつーか、夏にはぴったりかもしれません。実際この中の話が「世にも奇妙な物語」にも使われてるらしい。