人を殺す、という仕事/大石圭

人を殺す、という仕事 (光文社文庫)

人を殺す、という仕事 (光文社文庫)

僕のもとにある日届き始めた一通の手紙。そこに書かれた指示に従うことで、僕の人生は驚くほど順調だった。手紙のお陰で、今後も幸福な人生が続くと信じていた。それが「殺人」を命じるまでは。従わなかった結果―母が死んだ。次は妻や娘たちの番だというのだ。あどけない少女、臨月の妊婦…僕は次次と手を血に染めていく。邪悪で美しい、傑作「暗黒小説」。

最初の方はこれからどうなるんだろうというドキドキハラハラ感がありましたが、
なんかちょうどタイミング悪くというか、神隠し殺人に似たような表記があってあんまり気分よく読めなかったのと、最後に何かあるのかと思ったら特に何もなく、ラストが投げっぱなしというか、「…で?」みたいな感じで終わってしまってちょっとがっかり。